貝原益軒「養生訓」の中に“少食の効用”に関する一説があります。

食べることが少ないと脾胃の中にゆとりができて、元気がめぐりやすく、食物が消化しやすく、

すべて身体の養分になる。したがって病気になりにくく、身体も強くなる。

これに反して、多食して満腹になると、元気のめぐる道をふさいで、すき間もなくなって消化しにくい。
食物が脾胃に滞って循環しないために元気の道をふさぐことになり病いに陥りやすい。

大酒、大食する人は間違いなく短命である。

特に老人は胃腸が弱いので度を過ごす飲食を慎むべきである。